【担任発表】「この人と組むのは無理」と思っていたあの日。私が学んだ一番大切なこと

こんにちは。佐伯リノです。

年度末、新年度の準備で慌ただしくなるこの時期。保育士の皆さんが一番ドキドキするのは「担任発表」ではないでしょうか。

​■「楽をしたい」が見えてしまった残念な言葉​

園長としてクラス配置を決めるとき、私は一人ひとりの成長を願い、全体のバランスを考えて、役職者と何度も相談して決めます。​ある年、配置を発表した際、私の前では何も言わなかったある職員が、裏で「もっと動ける人と組ませてほしかった」「なんであの人じゃないのか」と不満を漏らしていると報告を受けました。​正直、とても残念な気持ちになりました。どんな仕事でも真摯に向き合うべきですし、やる前から「自分が楽をしたい」という思いが見え隠れするのは、プロとして少し違うのではないか、と感じたからです。

​■ 「絶対無理」だと思っていた、ベテラン先生との出会い​

そんな私自身も、現場にいた10数年前、同じような不安に苛まれたことがありました。「いつか年長クラスを持ちたい」という夢はありましたが、当時の年長担当は、非常に厳しくて有名なベテラン先生。​「あの先生と組むのだけは、絶対に無理……」​そう思っていた矢先、発表されたのはその先生とのペアでした。不安で押しつぶされそうになりながら始まった年長クラス。しかし、そこで私は自分の未熟さを知ることになります。​

■厳しいしかく言葉の裏にあった「本物の愛情」​

日々一緒に保育をする中で見えてきたのは、その先生の圧倒的な「子どもへの愛情」でした。なぜこんなに厳しいのに、子どもたちからこれほど慕われているのか?それは、誰よりも細やかな子どもの心の動きに気づき、一人ひとりに最適な言葉を掛けていたからでした。​「年長児には、こうやって教えるんだよ」「この言葉が分かりやすいんだよ」​不安しかなかった出会いでしたが、結果としてその先生から学んだことが、今の私の仕事の向き合い方の根底になっています。結局、その後3年間もペアを組ませていただきました。

​■食わず嫌いをせず、まずは向き合ってみる​

「あの人と組むのは大変そう」「やっていけるかな」そう思う相手ほど、実は自分を一番成長させてくれるパートナーになることがあります。​最初から心を閉ざさず、「何を学べるか」「どう感謝を伝えるか」という姿勢で向き合うと、不思議と相手も変わってくるものです。​今、新年度の配置に不安を感じている皆さん。やってみないと分からないことは、たくさんあります。まずは大きな心で、新しい環境での保育を楽しんでみませんか?​私のこの経験が、皆さんの新しい一歩の励みになれば嬉しいです。

【And TOYBOX】 【Narwal(ナーワル)】

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA