こんにちは、佐伯リノです。
私はこれまで20年間、現場一筋で保育士を続けてきました。「保育士としてこうありたい」という夢を持ち、自分なりに努力し、切磋琢磨してきた自負があります。そんな私が、現場からいきなり複数の園を掛け持ちする「園長」という大役を任されることになりました。ワクワクよりも、不安と大きな「葛藤」から始まった私の園長生活。今日は、就任初日に私が味わった「衝撃」についてお話しします。
「最悪な環境」で団結していた前の職場。
以前の職場は、お世辞にも環境が良いとは言えませんでした。人手も足りず、設備も古く、管理職もどこか頼りない……。けれど、不思議なことに現場の職員たちはみんな前向きで、驚くほど積極的でした。「私たちがやらなきゃ!」という強い協力体制があり、お互いを助け合いながら動く。そんな熱量のある職場だったんです。
「恵まれた環境」なのに不満が止まらない現場。
ところが、園長として赴任した新しい園は、私にとって驚きの連続でした。職場環境はとても良く、子どもの人数も少なくて手厚い。保育士からすれば、理想的でとても恵まれた環境です。それなのに、聞こえてくるのは不平不満ばかり。「あれが大変だ」「これが足りない」正直なところ、現場を20年経験してきた私から見れば、「この少人数で、何がそんなに大変なの?」と不思議で仕方ありませんでした。
「なんでできないの?」態度に出てしまった私の本音。
自分で動こうとせず、園長に対して「あれはどうなってますか?」「もっとこうしてください」と要求ばかり。ピアノの練習をしたり、スキルを磨こうとしたりする向上心もあまり感じられない……。現場の苦労が痛いほどわかるからこそ、余計に今の職員たちが「楽な環境にいるのに、甘えている」ように見えてしまったんです。当時の私の態度は、きっと顔や言葉に出ていたと思います。「なんでこんなこともできないの?」そんな思いが、職員との間に大きな溝を作っていきました。園長として、一人の人間として初めての管理職、しかも複数園の掛け持ち。「本当にやっていけるのかな……」初めは不安と苛立ちで、夜も眠れないほどでした。でも、この「衝撃的な出会い」こそが、私自身を大きく成長させてくれるきっかけになったんです。ここからどうやってチームを作り、私自身のマインドが変わっていったのか。そのステップを、これから少しずつお話ししていきたいと思います。
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