こんにちは、佐伯リノです。
保育をしていると、ついつい「大人が子どもを動かしている」という感覚になりがちです。でも、私は常々こう思っています。「子どもたちの方が、私たち大人よりもずっと賢く、鋭く大人を観察している」と。
■ 「厳しい先生」と「信頼できる先生」を使い分ける子どもたち
子どもたちは、たとえ言語能力が未発達であっても、驚くほど正確に相手の「本質」を見抜いています。例えば、威圧的で厳しい先生の前では、「怒られないために、自分の思いは言わないでおこう」と振る舞います。一方で、心から信頼できる先生の前では、積極的に思いをぶつけ、のびのびと自分を表現します。これは子どもたちが、「この人は心を許せる相手か、自分にとって不利にならない相手か」を必死に判断している証拠なのです。
■「できない」という色メガネを外して
保育現場で、「〇〇君は話を聞かないから」という声を聞くことがあります。でも、それは本当に子どもの能力の問題でしょうか?先生の前だから、怖くて喋れないだけではないか?大人の話が面白くないから、刺さっていないだけではないか?私たち保育者は、自分たちの「物差し」や「固定観念」という色メガネで子どもを見てはいけません。かつて私が担当した年長クラスの子どもたちは、長年厳しい環境にいたことで、食欲を失い、自分の思いを口にすることすら諦めてしまっていました。「この人は話を聞いてくれる」と気づいた瞬間に、子どもたちの表情は劇的に変わります。しかし、乳幼児期に固まってしまった心を1年でほぐし切るには、限界があることも痛感しました。だからこそ、乳幼児期の関わりは本当に重要なのです。子どもの自由な発想を丸ごと受け止め、「何がしたかったのかな?」と常に寄り添う姿勢。その積み重ねが、子どもの一生を支える自信になります。同時に、保育士さんが余裕を持って子どもに向き合える環境作りも、私の大切な仕事です。しっかり休憩時間を確保すること事務作業などの「ノンコンタクトタイム」を作ること先生たちにゆとりがなければ、子どもたちの小さなサインに気づくことはできません。
最後に大人の都合で、子どもの無限の可能性に蓋をしてはいけません。「子どもに見られている」という自覚を持ち、私たち自身が日々学び続け、子どもたちが心から安心できる環境を作っていきましょう。
ご参考に^_^!
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