【園長の視点】「見て覚えろ」はもう古い。新人さんの不安を「納得」に変える、丁寧な伝え方

こんにちは、佐伯リノです。​

新年度が始まって数日。先日、4月に入社したばかりの職員が、副主任との面談で涙を流すという出来事がありました。​研修を受け、実際に現場に立った時、「自分に本当に務まるのだろうか…」という大きな不安が溢れ出してしまったようです。

​■ 「私たちの物差し」で測らないこと

​特に新卒の職員にとっては、人生初の社会人生活。フルタイムで働く体力面でのきつさはもちろん、一瞬の油断も許されない保育の現場は、想像以上に配慮が必要なことばかりで、頭も心もパンクしそうになっているはずです。​「これくらい、言わなくてもわかるだろう」「自分たちが新人の頃はもっと大変だった」​そんな「私たちの物差し」で彼女たちを測ってはいけません。まずは「間違えてもいいんだよ」と安心させ、彼女たちの揺れ動く思いに寄り添いながら導いてあげることが、今一番大切な役割です。​

■ 「指示」ではなく「理由」をセットで伝える​

保育の現場でよく聞かれる「先輩の背中を見て覚えなさい」という言葉。でも、今の時代に求められているのは、「なぜその行動が必要なのか」という理由を丁寧に言葉にすることです。​例えば、掃除一つとっても伝え方で意味が変わります。​NGな指示:「ここ、掃除しておいてね」​丁寧な指導:「アレルギーを持っている子がいて、床に落ちているものを口にしてしまうと大変だから、まずはほうきでしっかり集めて、その後に雑巾で拭き上げてね」​「何のためにやるのか」という理由(根拠)が分かれば、新人さんの動きはただの作業から「保育」へと変わります。理由が分かれば、納得感を持って動けるようになるのです。​

■ 魔の1ヶ月を、共に乗り越える​

入社してからの最初の1ヶ月は、誰にとっても非常に大きな壁です。この時期に、どれだけ丁寧に、大切に言葉を尽くして伝えられるか。​「わからないことが、わからない」という新人さんの状態を理解し、一つひとつ言葉の階段を一緒に登っていく。私自身も、その大切さを改めて自分に言い聞かせています。​

■最後に​

新人さんが流した涙は、それだけ真剣に仕事に向き合おうとしている証拠でもあります。その涙を笑顔に変えていけるよう、私たち先輩保育士も、伝え方の工夫を重ねていきたいですね。​新年度、まだまだ始まったばかり。焦らず、一歩ずつ、新しい仲間と共に歩んでいきましょう!

美味しい野菜をたべよう!!

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