​【プロの視点】保育士に不可欠な「想像力」と「段取り」―かつての苦労が今の私を支えている―

こんにちは、佐伯リノです。

​保育士として仕事をする上で、私が大切だと思っている一つに「想像する力」と「段取り」と思っています。

​■「一挙手一投足」に専門性を宿らせる

​私は、年長クラスの担任を持った際に、この「想像力」を徹底的に叩き込まれました。例えば、子どもたちの前でダンスを踊る時。​子どもと対面で踊る時は、子どもが右手を出しやすいように自分は左手から動かす。​子どもに背を向けて踊る時は、自分も右からスタートする。​対面用と背面用、常に2パターンの動きを完璧に覚えなければなりませんでした。「子どもは純粋で、見たままを真似する。だから、大人が中途半端な見本を見せてはいけない」そう教えられた経験が、私の保育士としての背筋を伸ばしてくれました。​

■ 「見通し」が、子どもの安全と集中を作る

​設定保育一つにしても、想像力は欠かせません。​この内容なら、子どもたちは何分で飽きるだろうか?​この言葉掛けで、子どもたちは理解できるだろうか?​どこにどんな危険が潜んでいるだろうか?​「どうしたらいいですか?」と聞く前に、子どもたちの動きを1から10までイメージし、言葉一つひとつを吟味してメモを取る。この「段取り」こそが、保育の専門性そのものなのです。​今の職場は乳児保育が中心で、幼児クラスの経験者が少ないため、当初はこの「イメージする力」が弱く、私の話がなかなか伝わらない時期もありました。​

■ 数年越しの感動。職員の成長という宝物​役職者の方々にも、行事の段取りや事前確認の重要性を、それこそ「手取り足取り」伝え続けてきました。すると最近、嬉しい変化があったのです。​「次の行事に向けて、事前にここを確認しておきましょう」と、リーダーたちが自らミーティングを開き、職員間で共有・決定してくれるようになりました。口酸っぱく伝え続けて数年。段取りを整えて行事を大成功させた経験が、彼女たちの自信となり、「一致団結して備えることの大切さ」を学んでくれたのです。その成長を目の当たりにした時は、本当に感動しました。

​最後に​若い時の苦労は、決して無駄にはなりません。特に年長担任などの「大変な経験」は、自分の人生において大きな糧になります。私自身、30代半ばで家事と育児を両立しながら年長を受け持った時期は、正直「とっても大変」でした。でも、あの経験があったからこそ、今の園長としての私があります。​「大変そうだから」と避けるのではなく、チャンスがあるならぜひ飛び込んでみてください。その先にある景色は、あなたを最高の保育士へと成長させてくれるはずです。

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